○宮川直己(2022)『LGBTQの働き方をケアする本』自由国民社
【初級。働きやすい職場を考えるその1。その2ってあるかなぁ?】
自らトランス男性であることを公表している著者の体験と現状の法制度を元にLGBTQの方との接し方を解説する本です。偶然ですが、うちの職場でもパワハラ、セクハラの動画研修がありました。積極的なLGBTQについての説明はありませんでしたが、これまで当たり前が通用しない(悪気があっての発言ではない)ので、相手を思いやることが大切だと思いました。
私は本書を仕事をしやすい職場ってなんだろうの一環として本書を手に取りました。本書の第1章でLGBTQの基礎を学び、第2章以降はQ&A方式で具体的な疑問に答える形で進みます。
やはりトイレが最大の難関ですね。本書でも法解釈を丁寧に説明しているだけです。
割合からするとうちの職場にもLGBTQの方がいる可能性があるので、お互いに仕事をしやすい環境を作っていきたいと思いました。(2024/11/03)
○林健太郎(2022)『否定しない習慣』フォレスト出版
【初級。会話は否定しないことが重要だと説いています】
会話の際、心がけていることはありますか?私は、作業の手を止めて会話相手の方に体を向けるようにしています(真っ正面ではなく、気持ち斜めですが)。本書によればこれも否定しない習慣だそうです。
帯の裏表紙に当たるところに「「否定されない」が一番大事」と記されています。自分がどう考えて会話をするのかではなく、会話の相手が「否定されていない」と思わせることが肝です。これって○○○ハラスメントと一緒だなぁと思いました。会話の相手がどう思うかを考えて話しをすることが大事だと主張していますが、これがなかなか難しい。本書では簡単なようで難しい否定しない会話のお話しをしています。(2024/07/28)
○山中恵美子(2023)『人生が劇的に変わる瞬読式時間術』三笠書房
【初級。1項が短くまとまっており、読みやすい】
瞬読の開発者による時間術なんですが、「瞬読式」ってのがミソです。「瞬読」は脳みその好循環が増大する効果を活用した速読術(左脳だけだけでなく右脳も活用する読書術)ですが、これを時間術です。と書くと24時間戦い続けるイメージですが、休憩も意味ある休憩(=よし!体力回復!)を要求します。シングルタスクより、効率的であるならマルチタスクも要求します。徹底して無駄な時間を追求し、自分にとって有意義な時間にしようというものです。場合によっては、他人の時間を利用します。私も家事代行を利用して苦手な部屋掃除を任せることをします。
ここまで書いてなんですが、究極の目標は、自分の好きなことに時間を使うために時短だったり、マルチタスクだったりします。私も最近瞬読をさぼりがちなので、気を引き締め直したいと思います。(2024/03/09)
○ジル・チャン著、神崎朗子訳(2022)『「静かな人」の戦略書』ダイヤモンド社
張瀞仁(2018)『安靜是種超能力』Ark Culture Publising House
【初級。内向的なあなたに送る本です】
皆さんは、内向的な人ですか?外交的な人ですか?私の内向度は86%でした。まぁ、内向的な性格ということになりますね。私よりも内向的な著者は世界を股にかけ活躍しているのですが、毎回悩むそうです。その悩みに同感。本なのに親近感を感じました。著者の経験からどう対処しているかを説明しています。大丈夫。内向的なんて性格のひとつさ。うまくいけばちょっとだけ外交的な気持ちを持てますよ。自分の可能性を信じてね。な、感じです。訳本ですが、とても読みやすいいい本です。(2022/09/22)
○山中恵美子
1.(2018)『1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 瞬読』SBクリエイティブ
2.(2020)『1日5分見るだけで、1週間で勝手に早く読める!瞬読ドリル』SBクリエイティブ
3.(2021)『たった1分見るだけで頭がよくなる 瞬読式勉強法』ダイヤモンド社
4.(2022)『見るだけで脳が良くなる 1分間瞬読ドリル』ダイヤモンド社
5.(2022)『1分見るだけで頭が劇的に良くなる 瞬読式ノート術』SBクリエイティブ
【初級。習うより慣れろ】
いずれの図書も瞬読の開発者である著者の著書です。瞬読は、速読のように目玉の体操ではなく、本の複数行やページそのものを右脳で見る=イメージ化することで読み取り(インプット)、それをノートに手書きする(アウトプット=左脳で言語化する)する一連の流れで本を読む読書術です。瞬読って何?は、1.3.5で読み、1~4でインプットの訓練(2にはDVD付き)、5はアウトプットメインと理解すればいいですね。
右脳でインプットするのは、従来の勉強法にはないもので、私はまだ高い領域に達していません。柔軟な脳みそが必要ですね。本書によると年齢はあまり関係ないとのことですから、ぼちぼち、資格取得の勉強も含めて慣れていこうと思います。ちなみに右脳を使うことで、瞬読以外にイマジネーションや頭の回転の速さ向上などの効果もあるそうです。
ちなみにですが、この瞬読は公式サイトがありまして、瞬読の体験ができます。ただし費用がかかりますので、体験の前に2のDVDを見てどんな感じかを掴んでから体験会に参加することをお勧めします。そののち3ヶ月の本格レッスンに入ることができますが、結構な費用がかかるので十分考えた上で受講してください。3ヶ月のレッスン後は、月3300円で瞬読の本格レッスンで使用したシステムを使って訓練することができます。本格レッスンを受講する段階で、facebookのコミュニティに参加することや3~4行読みレッスン(zoomを使用)などを受講できます。えっ?お前ガッツリやっているのか?って?ええ、ガッツリやってますが、それがどうしました?
特段友達紹介とかはないので、こちらのページをご覧になって興味があったら体験してみてはいかがでしょうか?
○薄井シンシア(2021)『人生は、もっと、自分で決めていい』日経BP
【初級。実体験が強調されているため、太字に惑わされないようにしましょう】
専業主婦やレジ打ちのパート、ANAインターコンチネンタル東京営業開発担当副支配人等々様々な職種、リベリアやタイ、アメリカ等の居住経験の山あり谷ありの人生経験に基づいて書かれた本です。最後の一言「幸せを諦めて、満足を目指す」はしみますね。
本書は、筆者の体験が中心になっているので、太字部分が人生で決定的な影響があったことが多いので、啓発本としては少し読みにくいかもしれません。そこは差し引いて考えることとして、自分の限界を徹底的に書き上げ、弱点を追求し、身近なゴールを積み重ねていくことの大切さを述べています。あとは本人の経験談です。経験談だけに振り返ると太字部分の大切さが分かります。
簡単な書籍なので、電子版でも余裕で読めますよ。(2022/03/20)
○永松茂久(2019)『人は話し方が9割』すばる舎
【初級。ふんわりした本です。いわゆるハウツー本ではありません】
【はじめに】でこの本の結論が書かれており、「そこに向けて」いくにはどうするかをトウトウと説明しています。文章は簡素で、必要に応じて実体験を織り交ぜており、各節もコンパクトにまとめてあり、とても読みやすいです。
私はあまり会話は上手ではなく、空白の時間ができてしまいます。まぁ、ネタがなければ話さなくてもいいや、とも思っていますが。本書では、それはそれでいいとのこと(笑顔であれば)。
なんてことのない日常会話にヒントがありそうです。この本は、会話のハウツー本ではありませんが、会話(話すこと・聞くこと)で大切にしたいことが書いてあります。早速実践したいと思いました。(2022/01/19)








