先物取引・FX

○ジョン・シュウギョウ(2019)『世界一やさしい日経225先物の教科書1年生』ソーテック社
【初級。先物取引を始めようと思うときに読むといい本です】

 信用取引はガンガンするんですが、先物取引は気が引けて手がけていませんでした。
 本書は日経225を手本に先物取引を分かりやすく説明しています。口座の開設から説明をしているのでこれから先物取引をしようと思う人にはいい本だと思いました。
 やっぱりちょっと気が引けますね。信用取引は無期限が選べるので、好きなタイミングで売買できますが、先物は限月(締め切り)があるとどうしても短期決戦になってしまいそうなので。
 本書はそんな心配性な私のためにエントリーポイントや決済のポイントも説明しています。他書と比べても具体的のような気もします。商品先物のエントリー書としても使えると思います。少し古いですが、耐えられると思います。先物にチャレンジしようかな?(2025/08/07)

○田嶋智太郎監修(2009)『FX投資入門』西東社
【初級。FXが流行りだしたときこんな本が多かったなって本です】

 しばらくFXから離れていたので、感覚を取り戻そうと思ったのが、本書です。
 口座の開設方法から解説しています。そう言えばFX入門って本は口座開設もちょっと時間がかかるけどお手軽って本が多かったなって思い出してきました。
 テクニックとしては、チャートからのテクニカル分析に力を入れています。ファンダメンタルズ分析は控えめ。MACDやRSIの記述なし。ホントに入門本です。少し古いってのもあるかもしれません。んが、タイトル通り、これからFX始めますって方にはいいかもしれません。解説もさっぱりしているし、読みやすいです。本書からステップアップしてほしいです。(2025/07/09)

○森永康平(2024)『0からわかる!金利&為替超入門』ソシム
【初級。高校生に読んでほしい】

 「為替」とあったのでここに書きましたが、表紙にある「金融経済の入門書」ってのがしっくりきます。
 本文が左ページ、関連する図が右ページで、見開きで分かりやすく解説しています。もちろん、カンタンに説明するため、若干の荒技がありますが、湧いてきた疑問はより専門書に任せたほうがいいでしょう。
 書評は以上です。短いですが・・・。金融経済を一から学びたい方はどうぞ。(2025/01/04)

○岡安盛男(2019)『岡安盛男のFX攻略バイブル[第4版]』自由国民社
【中級。バイブルと称するだけあって内容盛りだくさん。理解するには多少の実践が必要】

 初版が2010年の本の第4版です。外国為替の基本からテクニカル分析、ファンダメンタル分析そしてなんと言っても通貨ペアごとの特徴を解説する教科書的な本です。
 ところどころ時事ネタが入っていますが、ケーススタディと考えるといいでしょう。執筆時点での将来展望みたいなことも現状と比べてどうだったか考えるといいでしょう。
 この手の教科書的な本で、私がもっと力を入れて欲しいのは、税金のことです。本書には税について説明がないのが残念です。分量を考えて断念したのかもしれませんが、是非税金についても触れてほしいと思います。
 別途税金に気をつけて本書を読めば、チャートの見方などが違って見えてくるかもしれません。ある程度FXに取り組んでから読むと理解が容易になるでしょう。(2022/5/17)

○木暮太一(2009)『はじめてのFX1年生』明日香出版社
【初級。口座開設から知りたい場合は読むといい本】

 ちょっと古い本ですがFXについて本当に初歩の初歩を説明している本です。初歩の初歩なので、取引はドル円の買い始まり売り終わりを前提に説明し、逆の取引きや他の通貨の組み合わせは別の本に譲っています。
 それとこの本の出版時はなかったレバレッジ規制(日本国内のFX業者ができるレバレッジ上限は25倍まで)があるので、気をつけましょう。
 この本をさらっと読んで、よりアドバンストな本に進むことをお勧めします。(2021/11/26)