お金の心構え

○田中彰一(2024)『50代から輝く!「幸福寿命」を延ばすマネーの新常識』日本経済新聞出版
【中級。読みこなすにはちょいとした胆力が必要】
 50代以降のお金とライフの付き合い方を記した本です。タイトルには「50代」とありますが、両親が50代になるお子さまも読むといいでしょう。
 ぶっといラインとして、ファイナンシャルプランナーの知識があると読みやすいです。第1章はFPでいう「ライフイベント表」と「キャッシュフロー表」のお話ですから。
 「マネー」というタイトルもついていますが、マネー以外でも物理的な身体・精神の維持についても書かれており、親の死後、自分の死後まで範疇です。この視点もFPならではですね。
 本書に書かれていることを実行するにはかなりの労力が必要となります。毎日コツコツ読み進めていくといいでしょう。(2026/04/17)

○田中渓(2024)『億までの人 億からの人』徳間書店
【初級。その行動は投資ですか?消費ですか?】
 本書はいわゆる投資本ではありません。著者がゴールドマンサックス勤務時代を通じてつながりのあった億万長者の考え方や行動をまとめるとともに著者自身の考えを書いています。
 と言っても何か特別ななにかがあるわけではなく、徹底しているってことでしょうか。
 時間の使い方、お金の使い方、人脈の作り方(コミュニティの作り方)・・・。
 今のところ私は億までの人のようです。いや、億までいけばいい方でしょうか。人生のもやもやから逃れるためせめて金銭面だけでも苦労しないようにしたいと思います。(2025/03/10)

○さんきゅう倉田(2022)
『お金持ち 貧乏芸人 両方見たから正解がわかる! 元国税庁職員のお笑い芸人がこっそり教える 世界一やさしいお金の貯め方増やし方 たった22の黄金ルール』東洋経済新報社
【初級。高校生には最適な本かもしれません】
 さんきゅう倉田さんっていう芸人さんがいるんですね。私は知りませんでした。
 本書は、芸人の著作ということで、冗談を交えて解説するかと思いきや、とっても真面目に、とっても分かりやすくお金の貯め方を説明しています。著者は、芸人だからこそ難しいことを優しく説明するプロを標榜しており、自己の経験談を踏まえ、解説しています。そしてお金のつきあい方というのは、仕事のあり方にも通ずるところがあり、そこも優しく説明しています。
 私のような50歳ぐらいの人間が読んでもいいとは思いますが、これから本格的にお金とつきあい始める高校生や大学生に読んで欲しい1冊です。また、ツイッターでも税に関してつぶやいているようですので、こちらは収入がある人が閲覧すると勉強になるかもしれません。(2022/08/08)

○黒田尚子(2022)『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』日経BP
【初級~中級。章立てをきちんと理解して読まないといけまへん】
 筆者も認めていますが、キャッチーなタイトルで私は釣られてしまいました。
 さて、上にも書きましたが、なんとなく読み進めるとぼんやりして理解が難しくなります。各章に付されている「~編」を念頭に置いて読みましょう。
 著者は現役バリバリのファイナンシャルプランナー。読んでいてとても勉強になりました。当たり前のことですが、生活の有り様がお金の行き来を左右しますね。生活の様々な場面で出てくるお金の問題を分かりやすく書いてあると思います。「猫」の方が「犬」よりコストはかからないそうですよ。(2022/06/30)